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冬眠図書館。
クラフト・エヴィング商會という、ちょっと変わった世界観を作り出す著者(たぶん複数、おそらく二人)がいます。うちの店にも、何冊か著書があります。そのどれもが気に入っているんですが、その中に『じつは、わたくし こういうものです』という本があります。
この本、摩訶不思議な職業の人たちが紹介されています。たとえば<月光商売人>、<沈黙先生>、<選択士>などなど。その中に、わたしの憧れの職業があります。・・・<シチュー当番>。
冬の間だけ、夜8時に開館して朝8時まで営業する「冬眠図書館」の司書のシゴトのひとつで、他に<コーヒー当番>、<コッペパン当番>、<ブランケット当番>と4人が働いているそうです。なんでも小さな森に囲まれているらしく、外のテラスに出て、星の下でふくろうの声を聞きながら本を読むのがいい感じらしいのです。
すごく魅力的な図書館です。そこにいる自分を想像してうっとりしてしまいます。
この冬眠図書館のこと、そしてそれぞれの当番のシゴトのことは、本を読んでいただくとして...。

この時期、窓の外のまっ白な風景を見ながら、本をめくっていると、このシゴトのことが頭に浮かびます。そして「冬眠図書館」のことを、ぼんやりしながらあれこれと思い巡らせてます。
うちの店は、雪に囲まれて覆われて…。違う意味で「冬眠図書館」になってしまいますが…、それもいいなとおもったりするちょっといい時間です。
冬眠図書館。_d0123491_16364773.jpg

by cafemountainBOOKs | 2012-01-11 16:38 | 店のこと


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